
ジョンマスターオーガニックリコール回収問題で私共アールヘアが重要な問題と思っている点は、成分の誤表示の中の内容成分が100%自然由来原料では無いことが重要な問題だと考えています。全て自然由来成分で出来たと記載していたのに違うことは重要問題です。
平成30年3月1日時点 最新情報(自主回収問題)
ジョンマスターオーガニックが2017年9月21日に38製品の自主回収になりました。
更に、10月5日に自主回収に関するお詫びとご説明が発表されました。
まずは新しく発表された内容をまとめたいと思います。
ジョンマスターオーガニック自主回収に関するお詫びと説明
- 2017年9月21日の発表後、全ての方に迅速且つご満足頂けるご回答が出来ておらず、ご迷惑をお掛けしている点についてのお詫び。
- コールセンターに繋がりにくい対策として、現在増員するなどしている。
- 100%天然由来成分から出来ているとしていたが、一部の製品から天然成分ではないシリコンなどの合成成分が検出された。この点、お客様への説明が正確でなく誤解を招いたことにつき、深くお詫び。
- 製品に記載されていなかった合成成分は、いずれも厚生労働省より化粧品への使用が認められている成分である。
- 回収対象の38製品は、すべて、USDA(米農務省)が定める「70%以上オーガニック原料の製品」としての基準を満たしていることを確認している。
- 今般の成分表示の問題については、米国のジョンマスターオーガニックインクが過去数か月にわたり、サプライチェーンおよび製造委託業者の包括的な自主検査を行う中で発覚したものである。
- 回収対象となった38製品については米国のジョンマスターオーガニックインクから日本のジョンマスターオーガニックグループへ不正確な成分表が交付されていたことが判明した。
- 一連の問題については関係当局に報告を行い、そのご指導の下、現在製品ラベルの補正を行い、製品回収などの対応を進めている。
- 米国のジョンマスターオーガニックインクにおいてこれら製品のサプライチェーン及び製造委託業者に遡って事実関係の調査を進めている。
- 新たにお知らせすべき内容が判明次第、適時に情報を開示させていく。
大きく10項目の内容が発表されました。
9月21日の自主回収のお知らせで一番の問題は
ヘアケア及びスキンケア製品のラベルに、一部成分表示の不備があったことが判明したことだけを発表して、それよりも大事な100%天然由来成分で出来た製品をうたっていたのに、
一部の製品から石油から合成された成分が配合されていたことを隠していたか、曖昧な表現にしていたことです。
何か都合の悪いところは隠すような、、、
10月5日の発表はそれによるさらなる混乱、誤解を招いたことへの対応や謝罪でありました。
ジョンマスターオーガニックの良さは他のオーガニックブランドにはなかなかない、全てのものが100%天然由来原料から出来てることでした。
それが違うと他のオーガニックブランドと同じになってしまいます。
更に、他のオーガニックブランドでは科学成分が入っていてもきちんと理由があり、説明ができるものが配合されています。
もちろん、内容成分には偽りはないと思いますが、、、
特に、シャンプーやトリートメントは少量の科学成分が配合されている製品がほとんどです。
数少ない、100%天然由来原料で出来たシャンプーやトリートメントとということでした。
更に、
種類も豊富で、香り、使用感もよくオーガニックシャンプー、トリートメントではナンバー1ブランドと言っても過言ではありませんでした。
それがこんな形で裏切られるとは、、、
今後ジョンマスターオーガニックを使用している方はどうして行くか?
非常に悩むし、何を信じていけば良いか?
選択肢は3つ
A.ジョンマスターオーガニックを使用し続けるか?
B.他のオーガニックブランドへ変更するか?
C.オーガニックブランドをやめるか?
A.ジョンマスターオーガニックを使用する場合
ジョンマスターオーガニックの旧タグで表示されていなく科学成分と思われるものは
シャンプーでは
高級アルコール成分であるオレフィン(C14-16)スルホン酸Na
カラメル、、、
コンディショナー(トリートメント)では
ジメチコン、、、
全体では
オーガニック認証取得のアロエベラ液汁が水よりも配合が少なく、配合されているが微量しか入っていない
その辺りが一番の問題だと思います
ジョンマスターオーガニックの良いところは
・シャンプー、トリートメントの種類が豊富
・天然エッセンシャルオイルの香りで癒される
・使い続けて行くうちに髪質が変わる
など、、、
※使用感は使う方によって個人差があります
今後もジョンマスターオーガニックを使用していきたい場合はラベンダーローズマリーシャンプーがオススメです。
他のシャンプーには高級アルコール成分であるオレフィン(C14-16)スルホン酸Naがメインで使用されていますが、こちらのシャンプーには配合されていません。
また、アロエベラ液汁が一番に成分表記されている点も評価出来ると思います
アロエベラの葉肉から抽出して得られたエキス。シャンプーでは水の代わりに使用されて高い保湿効果が得られます。
ジョンマスターオーガニックではオーガニック認証取得されたもの使用しているそうです。
残念ながら他のシャンプーは高級アルコール成分であるオレフィン(C14-16)スルホン酸Naがメインで使用されているものばかりなので、よほど使用感が好きな方や、香りが好きな方以外はお控え頂いた方が良いと思われます。
コンディショナー(トリートメント)は新しく発売されているR&Aヘアマスク(ローズ&アプリコット)が100%天然由来原料から出来てるジョンマスターオーガニック唯一のヘアトリートメントとなりますのでオススメです。
ダマスクローズの花びら約8700枚分のフローラルウォーターを贅沢に配合され、浸透性の高いアプリコットオイル(アンズ核油)やキノア種子エキスなどの成分が、髪のダメージ部分に吸着し補修します。
残念ながら他のトリートメントにはジメチコンが配合されています。これによりノンシリコンではなくなりました。
しかし他のオーガニックブランドのトリートメントにもこのジメチコンが配合されているものもあります。そこが気にならなければ他の種類もご使用頂いても良いと思います。
シリコーンの一種であるジメチコン。髪や肌に被膜を作ってコーティングして整え、きれいに見せる効果があります。その反面、シリコーンが肌に付着すると、毛穴を塞いで肌や頭皮のトラブルの原因になると言われています。
今後ジョンマスターオーガニックシャンプー、トリートメントを使用するならば
ラベンダーローズマリーシャンプー
R&Aヘアマスク(ローズ&アプリコット)
がオススメでしょう。
その他は内容成分や使用感、仕上がり感と相談しながら決めた方が良いでしょう。
B.他のオーガニックブランドへ変更するか?
では他のオーガニックヘアケアブランドはどのようなものがあるか
ヘアサロン中心に販売されている商品中心に
・ローランド
・エッセンシティ
・ヴィラロドラ
など数多くあります
それらの多くのブランドは自然由来成分をメインに必要最低限の科学物質の配合を成分表記しています。
100%自然由来原料にこだわらなければ使用感の良いシャンプー、トリートメントをご使用頂けます。
泡立ち、手触り等ジョンマスターオーガニックよりは良い感触の製品が多いでしょう。
香りに関しては好みもあると思いますが、自然由来成分で香り付けされた製品が多いです。
日本人の多くの方はヘアカラー、パーマ、ストレートパーマをしたり、高温のヘアアイロンを使用したりされる方が多いと思います。
そのような方には、必要最低限の科学の力が必要な場合もあります。
100%自然由来原料にこだわらずに必要最低限の科学の力をかりてヘアケアをおこなうことも大切なことと思います。
今迄ジョンマスターオーガニックを使用していて、ヘアカラーやパーマなどされてダメージが気になる方は他のオーガニックブランドへの変更もご検討されてみてはいかがでしょう?
C.オーガニックブランドをやめるか?
今回のジョンマスターオーガニックの問題でオーガニック製品への信頼が無くなり、不安と不信になりました。
オーガニック製品は信頼の上に購入し、使用して行くものだと思います。
そこが損なわれると購入して使用することが難しくなります。
最後に
日本で使われるオーガニックと言う言葉は曖昧な点が多いと思います。
オーガニック製品をうったて販売している製品はしっかりと情報開示することが大切なことではないでしょうか?
私共、美容師は使う製品の事をしっかりと理解して、お客様に説明できる事が大切な事と痛感致しました。。
美容室ではカラーやパーマなど科学の力を使用してヘアデザインをしていきます。
更に、自然由来成分を使用しながらヘアケアや頭皮ケアも行います。
どちらもきちんとした技術や知識を持ってヘアスタイル作り、ヘアケアを行なって行く事が大切です。
今迄ジョンマスターオーガニックを使用していた方はご参考にして頂ければ幸いです。
今後のジョンマスターオーガニックの動きも大切です。
まだ、解明されていない所があります。
特に気になるのはいつから今の成分になったのか?
などしっかりと原因を調査して頂きたいです。
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