30代、40代、50代、60代、、、年々気になる白髪
はじめは普通のファッションカラーで明るくして馴染ませ、少しずつ白髪に入るカラーに変えていき、最終的にはしっかりと白髪染めへとヘアカラーが変わっていきます。
また2、3ヶ月に1度のヘアカラーが1ヶ月に1度、3週間、2週間と段々頻繁になるヘアカラー。
サロンカラーだけで染めていたヘアカラーも時にはホームカラー(市販品)でご自分で染める方も多くなってくると思います。
今回は、ヘアカラー剤のサロンカラーとホームカラー(市販品カラー)の違いを、白髪染めを中心にご説明させて頂きます。
※髪を明るくするファッションカラーにも同じ事が言えますので、ご参考下さい。
ヘアカラー市販品セルフカラーとサロンカラーの違い
美容室で染めるサロンカラーとご自宅で染めるホームカラーの大きな違いはご存知でしょうか?
大きな違いは3つあります
①美容師の知識と塗布技術
②ヘアカラー剤の強さ
③ヘアカラー直後の頭皮&髪のケア
この3つがサロンカラーとホームカラーの違いになります。
もちろん、ホームカラーの方が髪や頭皮を傷める要素が多いです。
サロンカラーホームカラーメリットデメリット
サロンカラーのメリット
・オーガニックカラーなど髪、頭皮に優しいヘアカラーがある
・髪や頭皮がホームカラーに比べると傷みにくい
・明るさ、色味、白髪の入りなど希望通りになる
・根元だけ染めるリタッチが出来る
・ヘアカラー前後の髪や頭皮のケアや保護がしっかりと出来る
・明るさ、色味が豊富にあり表現できる
・ハイライトやローライトなどデザインカラーができる
・カラーの色持ちが良い
など沢山あります
サロンカラーのデメリット
・値段が高い
・時間がかかる
・好きな時に染める事が出来ない
ホームカラーのメリット
・安い料金で染める事が出来る
・都合の良い時に染める事が出来る
・自分の思うカラー剤を選べる
ホームカラーのデメリット
・カラー剤で髪や頭皮が傷む事がある
・サロンカラーより薬剤が強い場合がある
・希望通りの明るさ、色味、白髪の入りにならない事がある
・根元だけ染めるリタッチが全頭染める事が出来ない
・ヘアカラー前後のケアや保護が的確に出来ない
・ハイライトやローライトなどのデザインカラーが出来ない
・カラーの色持ちが悪い
など沢山あります。
サロンカラーとホームカラーの選択する基準は
・ホームカラーを選ぶ要因は
時間、値段
・サロンカラーを選ぶ要因は
髪や頭皮を傷めない、希望通りのデザイン
が大きな要因となり、サロンカラー、ホームカラーを選んでいる方が多いのではないでしょうか?
また、中にはサロンカラーとホームカラーを併用されている方も多くいます。
・サロンカラーとサロンカラーの間に気になる生え際、分け目などを染めて少しでも白髪をカバーしたい方
・ホームカラーをメインでしているが時々サロンカラーでカラー全体を修正したい方
なども多くいます。
サロンカラーとホームカラーの薬剤の違い
ヘアカラーは1液と2液を混ぜてカラー剤を作ります。
この方法はサロンカラーもホームカラーも同じ仕組みです。
サロンカラーとホームカラーの大きな違いは2液です。
美容室ではこの2液を
・髪の状態(コンディション)
・頭皮の状態(コンディション)
・明るさや色味などのデザイン
により細かく使い分けます。
2液(2剤)最大濃度は日本の法律では6%と定められています。
例えば、
黒髪を明るくする、白髪を染めるなどは通常6%近い2液を使用します。
しかし、この6%を過度にカラーを繰り返している毛先や、パーマや縮毛矯正をしている髪にヘアカラーしていくとダメージにつながります。
一般にホームカラーはどなたが染めても、希望に近い色味、明るさ、白髪の染まりになるように6%近い濃度の2液を使用しています。
この2液がホームカラーのダメージの大きな原因と言われています。
ホームカラーで繰り返しヘアカラーをしていくとこの6%が毛先などに反応して、キューティクルが損傷していきます。
さらに、繰り返しホームカラーを行うと毛髪内部のたんぱく質が損傷していき、深刻なダメージに繋がっていきます。
特に、ホームカラーの泡タイプのカラー剤は毎回、泡状になったカラー剤が髪全体に付着しやすい為、繰り返しおこなっていくと、過度のダメージにつながりやすいと言われています。
それに、対してクリームタイプのカラー剤は美容室でメインで使用しているカラー剤と同じ形状のカラー剤になります。
気になる伸びた所だけ染めたりする事が出来れば、クリームタイプのカラー剤はサロンカラーと同じようなコンデションを得る事が出来ます。
サロンカラーでは美容師が髪や頭皮のコンディションを的確に見極めて薬剤選定をします。
既に、カラーされている髪の色味を変えたい、明るくなりすぎている髪の色を抑えたり、髪質や頭皮コンデションを見極めて、2液を2%、3%、4%など細く使い分けることに髪や頭皮のコンディションを最大限に軽減して希望通りのヘアカラー出来るようにします。
ここが一番のサロンカラーとホームカラーの違いになります
ヘアカラー前後の髪や頭皮のケアや保護
美容室でのヘアカラーをする上で、大切にしている
ヘアカラー前の髪のケア
ヘアカラー前の地肌保護
ヘアカラー後の髪のケア
ヘアカラー後の地肌ケア
と、ただ髪を染めるだけでも様々なケア、保護をおこないます。
そこがホームケアとの大きな違いです。
ヘアカラー前の髪のケアでは主に、毛先にたんぱく質や保湿剤などを入れます。
ヘアカラー剤による、栄養分、保湿成分のの流出を防ぎます。
また、薬剤の過剰反応を防ぐ効果もあります。
ヘアカラー前の地肌保護では、薬剤が地肌につくことでしみたり、かぶれることを抑える為に保護オイルやクリームを必要箇所につけます。
特に、ヘアカラー剤でしみたり、かぶれやすい方は事前のシャンプーを控えておくと、自分の皮脂で保護する事ができます。
ヘアカラー後の髪のケアでは、主にバッファー剤というものを使用して髪が安定しやすい状態にします。
髪の健康な状態は弱酸性です、ヘアカラー後はアルカリ性に髪の状態が傾いています。
そのままの状態にしていると髪の栄養素が奪われたり、キューティクルが損傷する原因になります。
そこで酸性のバッファー剤を使用してアルカリ性の物質を出来るだけ除去して、健康状態であるジ弱酸性に近づけます。
また、ヘアカラー後は活性酸素が残留しやすくなります。
活性酸素が残留すると、頭皮の老化や白髪の増加に影響があると言われています。
ユフォラカラートリートメントシステムやヘマチンなどを使用して、活性酸素を減らし、抗酸化作用でダメージを抑制することが出来ます。
ヘアカラー後の地肌ケアではヘアカラーの残留物を毛穴の中からしっかり除去することが大切です。
炭酸ケアやヘッドスパなどをヘアカラー直後に行うと、シャンプーだけではなかなか落としきれない毛穴の中のヘアカラー剤をしっかりと取り除くことが出来ます。
ヘアカラー剤が残留することは、先にも記載したように活性酸素が残留することです。
それによる頭皮の老化や白髪の増加にを抑制することができます。
まとめ
サロンカラーとホームカラーの違いはおわかり頂けたでしょうか?
サロンカラーとホームカラーには薬剤、技術、ケア、保護と大きな違いがあります。
まずは、そこをしっかりと認識していただくことが大切なのではないでしょうか。
それぞれのメリット、デメリットとありますがこれからも末長くヘアカラーをおこなって行くのにはサロンカラーが必要です。
サロンカラーのデメリットは値段と時間ではないでしょうか?
そこが上手く工夫してクリアが出来ればサロンカラーを続けて欲しい。
例えば(アールヘアでの場合/白髪染めでショートヘア以外の場合)>
白髪染めなら部分染めを取り入れていくことで時間も値段も抑えることができます。
部分染めとは
特に気になる、生え際、分け目などだけ染めるカラー
結ぶことが多い方は首回りまで染めます
中はあまり白髪多くなかったり目立たないので染めない
リタッチカラー+シャンプーブロー+炭酸ケアでネット予約の場合9,500円→8,000円(税抜)です。
毎月1回染めると年間96,000円(税抜)になります。
これを全体染めリタッチと部分染めリタッチを交互に行うと
部分染めリタッチカラー+シャンプーブロー+炭酸ケアでネット予約の場合6,000円→5,000円(税抜)です。
毎月1回交互に染めると年間78,000円と18,000円お得になります。
この例えは全ての方には当てはまりません。
ショートヘア、白髪が多い方、ヘアスタイルの型などによっては部分染めが出来ない場合があります。
また、当店で取り扱いをしている
エッセンシティオーガニックカラー
自然由来成分が豊富に入り髪や頭皮に優しい作りになっています。
通常のヘアカラー剤に比べるとカラーの褪色(毛先などの色が抜けて褪せる状態)が少ない為、毎回全体染めをしなくてよくなります。
当店でもリタッチカラーをされる方が多くいます。
全体染めするよりも金額も時間もかからなく、髪や頭皮にも負担が少ないのでオススメです。
ぜひ、いつまでも綺麗な髪と頭皮でヘアカラーを繰り返し行えるように、サロンカラーを続けておこなって下さい。
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